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ランタン

2018/06/21

 私は"ランタン”が好きです。

それは電池やガスではなく、ホワイトガソリンを燃料として灯すタイプのものです。

 簡単に説明するとホワイトガソリンを圧縮し、圧縮したガスをジェネレーターという筒状の棒の中を通してマントルで溜め、マントルに溜まったガスを燃やします。

 ガス式と電気式と何が違うか?

それは“燃料を圧縮する”という一手間が掛かります・・・・
 が、もともと道具類が好きな私はこのガソリン式の手間の掛かるランタンが好きです。

 なぜか?

それは第一に燃えている時の“色”であります。
何とも柔らかく温かみのある色をしております・・・・。

 アウトドアでは、蛍光灯のような色ではなく、この白熱灯のようなやさしい色が絶対に合う!!と私は思うのですが・・・。

 電池式のものでは絶対に出ない雰囲気のある色であります。

 ではガス式は?

 ガスの物は使ったこと無いのでよく知りませんが、手っ取り早い反面、気温のあまりに低いところではパワーがダウンします。(通常のキャンプ地では関係ないと思いますが・・・・)

 あと好きな理由のもう一つはその“デザイン”。
私が愛用しているものは、誰しもが一つや二つ何かしら持っているであろう“コールマン”のもので、明るさ違いで2つ使用しております。

 キャンプ発祥の地“アメリカ”(多分)ならではの洗練されたデザインで、最初に作られて100年以上たった今もそのデザインは殆ど変わっていません。

 多分世界的ベストセラーではなかろうかと、何の根拠もなく、勝手に思っております。

 燃料となるホワイトガソリンは普通のガソリンと違って添加物等が入ってないので“煤”の発生が少ないので、小さなストーブ(登山やキャンプ用)やランタンには使い勝手が良いとされています。
 しかし、お値段は少々高めです・・・・。
 (詳しくはWebでお願いします。)

 で何が言いたいか?

それは、“火”を自分のものにした“人間”ってスゴい!!という事です。

 いつもキャンプなどでランタンの“明かり”を見たり、焚き火で炎の“暖かさ”にふれたりすると不思議なもので、何か癒やされます・・・。
 
皆さんも感じたことありますよネ・・・・

 最初に“火”を使った類人猿?原人?人?(よくわからないのでここではヒト属って事にしておきます。)ってどんな思いだったんだろう、と大古に思いを馳せながら、お酒を味わう今日この頃です・・・・。


 PS ランタンだけの明かりで写真を撮ってみました。
   
 

明治の精神

2018/05/07

 前回、夏目漱石の“こころ”について述べさせて頂きましたが、今回はその続きです。

 “こころ”の中に出てくる“明治の精神”

 何か気になり先日、安直ではありますが、愛知県犬山市にある“明治村”に趣味の一つでもある“カメラ”をぶら下げて行ってまいりました。

 ご存じない方に申し上げますと、“明治村”とは明治の雰囲気を無理やり造ったテーマパークではなく、本当に建てられていた明治時代の建物を全国から抜粋し、移設し展示したテーマパークです(詳しくは公式Webページでお願いします)。

 私も何十年か前に一度だけ行ったことありますが、その時は「何か古い建物がいっぱいあるなあー」ぐらいの感想しかありませんでしたが、この“こころ”を読んで再び行ってみると、以前行った時とは全然違う素晴らしい体験が出来ましたので、少しお話したいと思います。

 久しぶりに行ってまず感じた事は、最初行った時はカメラの趣味など無く、なんとなーく歩いただけでしたが、今の私からすると何ともフォトジェニックな場所でありました。
 今風に言えば“インスタ映え”のする所、とでも言いましょうか(私はインスタグラムは使用しておりませんので・・・・)。

 そして肝心な建物といえば、時代背景もあり多くは木造ですが、まずそのデザイン力に脱帽です・・・。
 明治時代に既にこんなデザインが出来上がってたなんて、本当にビックリ!!

 “神は細部に宿る”(デザインのお仕事している人は聞いたことあると思いますが・・)という格言をまさに具現化したような建物ばかりで、テンション上がりっぱなしでした。

 教会や県庁や病院やホテルといった大きな建物がほとんどですが、民家もあります。
 お金に余裕があれば、実際に建てて住んでみたいともまじめに思いました。

 現代の建物はどれも似たり寄ったりで、魅力的な建物はあまり見ませんが、当時は多分、町並みもさぞかし美しかったのだろうなと想像するのに容易でした・・・・・。

 そして、もし先の戦争が無かったら、日本の景色も“小泉八雲”が書いた「日本の面影」のように美しいまま、今も残っていたかもしれません・・・・。
 
 平成の世も終わろうとしている今現在、文明は発達し、様々な物が発明され、何でも手に入り、どこにでもすぐ行けて、どんな情報も簡単に得られ、快適で便利な生活を日々送れる、本当にありがたいと思います。
ただ、「昔のほうが良かった・・・。」と思う事が多くなったような気がするのは、私だけでしょうか・・・・?

"明治の精神”

 それが何なのか?その時代を生きていない私には想像でしか分かりませんし、人によってもしかしたら答えは違うのかもしれません・・・。

 しかし、明治村の放つ“空気感”とでも言いましょうか、そこには確かに“明治の精神”があったのだと感じることが出来ました・・・・。


PS 写真は、今回の私なりのベストショットです。
  (少々ピントがあまいですが・・・)

  プロの方、見て見ぬ振り、お願いします・・・。

こころ

2018/04/11

 “こころ”言わずと知れた夏目漱石の作品です。

 超有名な文豪の超有名な作品なので、読まれた方は随分多いのではないでしょうか?
 ネットの情報によりますと、700万部超えのベストセラーとあります。

 かく言う私めも、随分と昔に読んだことがありましたが、この度何十年ぶりかに、とあるきっかけで読み返してみました。

 一般的には“男女の三角関係の本”みたいな事が言われていますが、本質的には全然違います。
 人それぞれ感じ方は違うと思われますので、あくまでも私の主観ですが・・・・。

 読み返してみてこの物語の奥深さに脱帽です。
子供の時分の私めになんかに、到底理解できるような内容では無いことに、今更ですが気付かされました。

 夏目漱石、スゴいです。
まさに文豪であります。

 深い考察、そしてその時代背景(明治の終わり頃)のもとに丁寧に描かれているのが、この歳になってようやく分かったような気がします。

 あえて作品のテーマを私なりの解釈でいうなら、それは“孤独”ではなかろうかと思います。(あくまでも私の主観であります。)が、漱石のいない今となっては知る由もありません・・・・。

 作品中、心に残る名言は数々ありますが、

「自由と独立と己に充ちた現代に生まれた我々は、その犠牲としてみんなこの淋しみを味わらなければならないでしょう」

 私はこの一文をあげたいと思います。

この作品の時代背景は、明治から現代社会へと変わっていく中、いわば転換期ですが、漱石はこの作品から100年後の今の時代、つまり現代社会を憂いていたかのような気すらする名言だと思います。

 作品後半には“明治の精神”という言葉がよく出できます。
 その明治の精神が何を意味するのかは、文面や時代背景から紐解くしかありませんが、あれこれ考えるのもこれまた楽し・・・。

 で、何が言いたいかと申しますと、今一度この“こころ”今の日本人が読むべき本の一つだと推薦いたします。
 私めなどに推薦されても説得力は無いかもしれませんが本の内容は、それは素晴らしいです。
この物語から、何を感じ何を思うかは読者それぞれ違うと思いますが、きっとあなたの“こころ”にも何かが残る名作だと思います。

 100年以上前の本にしては大変読みやすい作品で、その世界観にぐいぐい引っ張られて行きます。
 人間のエゴ、邪悪さ、孤独、倫理観、死・・・・。
薄っぺらい言葉では言い表せない。心の深い部分を揺り起こされます・・・・。

 是非、一読を。

断絶への航海

2017/04/01

 今回ご紹介するのは、“断絶への航海”というSF物の小説です。

 簡単なあらすじを申しますと、第三次世界大戦の傷もようやく癒えた2040年、アルファ・ケンタウリから通信が届きます。大戦直前に出発した移民船(クヮン・イン号)が植民に適した惑星を発見、豊富な資源を利用して理想郷建設に着手したというのだ。この朗報を受け(メイフラワー二世号)が建造され、惑星ケイロンめざして旅立った。だが彼らを待っていたのは、地球とはあまりにも異質な社会だった・・・・。

と、まあこのような物語です。

普段私はSF小説はほとんど読みませんが、あるサイトでこの本の事を知り読んでみました。
 
 普段当たり前であることが、当たり前でなくなる・・・

 働くとは・・・?
 社会とは・・・?
 お金とは・・・?
 宗教とは・・・? 
 人間とは・・・?

 これら全てを考えさせられる内容で、私にとってはとても面白く、興味深い物語でした。

 SFの物語って大げさな物が結構多い感じがして、今まであえて避けてきたような気もするのですが、この本はリアル感もそこそこあるので、最後まで飽きずに、というよりクライマックスにかけてどんどんおもしろくなって行きます。

 しかし、登場人物が多いので覚えるのが結構たいへんです・・・・。
(因みに私は覚えが悪いので、メモ書きしました・・・)

 興味ある方是非、読んで見て下さい。
 

東京ドーム?

2017/03/02

 今日は、昔からちょっと気になっている事を述べてみたいと思います。

よくテレビで、大きい敷地などを表現するのに“これは東京ドーム◯個分にあたります。”とか、今年のビールの年間消費量は何万キロリットルで“これは東京ドーム◯配分にあたります。”とか・・・・・

 ハッキリ言って、ようわからん・・・・・。

なぜに東京ドーム基準・・・?
第一に東京ドームの広さ知らんし、どっからどこまでの面積?フィールドだけ?客席も含まれるの?ひょっとして外周り(建築面積)まで全部?

 ビール◯配分って、東京ドームにビールが注がれてるとことかイメージできる人、いるんですかネ?
 それだったら、家庭のお風呂◯配分(どの家庭もだいたい1杯、200リットル)とかのほうがよっぽどイメージできると思うのですが・・・・。

 しかも私、東京ドームなど数えるぐらいしか行ったこと無いのに・・・・。


“何かの基準で物事を説明するなら、分かり易い基準で!”という、しょうもないお話しでした。


 PS 因みに東京ドームの面積は、46,755u(建築面積全部)、体(容)積は、1240,000KL(124万キトリットル)だ、そうです。

万年筆

2017/02/23

 文房具、特に筆記具が好きな人って結構多いと思うのですが、私もその一人です。

 私の場合、図面を書いたり打ち合わせの時など、造園業のわりには文字を書く頻度は高いかもしれません。 
 高価なものは持ってませんが、デザインや書き易さなど、私なりに気に入った物を使っております。

 自分の気に入った物で書くのと、そうでない場合と何が違うか?

 文房具好きなあなたなら分って頂けると思いますが、気に入った道具を使って何かを成し遂げる時の“テンション”とでも言いましょうか・・・まあ、そのような感じです。(雑な説明で申し訳ございません。)
 以前、鋏のお話しでも書いたような事と感覚的には、同じではなかろうかと思います。
 
 そこで、今年48歳、年男の私は、大人の男としてちゃんとした筆記具(別に今持っている筆記具が、ちゃんとしてない訳ではないのですが・・・)を持たねば!!などと思いたち、この度“万年筆”なるものを購入致しました。

 万年筆というと“モンブラン”とか“パーカー”とか“ペリカン”とか有名ですが、そんな高価な物買っても、仕事はデスクワークではないし、万年筆初心者で、普段スーツも着ない私めが持ってても、ぜんぜん“様”にならないなあ〜と思い、いろいろ悩んだ末“LAMY”というドイツメーカーの“Safari"という品物を購入致しました。
 (因みにAmazonで¥2.000〜¥3.000で売られております。)

 日本では“万年筆”というと大人の筆記具というイメージですが、ドイツでは少し違うようです。

 ドイツの小学校では、鉛筆やボールペンを筆記具として使用させる前の段階で、まず万年筆で書き方をキチンと教え、正しく書けた子供から鉛筆、ボールペンでの教育に移行させるそうです。
 (アルファベットと日本語の違いもあるとは思いますが・・・。)
で、納得!。
 何が納得かと申しますと、この“LAMY Safari"、持つ所が”三角グリップ”になっております。

 デザインや色はもちろん、そんな背景があると知り”ウンチク”というか雑学好きな私の心をくすぐり、お買上げとなりました。

 そんでもって肝心な使ってみての感想ですが、まず、字を書くことが”楽しい!”って感じです。

 ペン先はスチールなので、硬めだと思いますがなんせボールペンと比べると、かなり滑らかで“力”を入れずに書く事が出来ます。
 そして、何か字が”うまく”なったような気が・・・(多分、錯覚・・・)。
 しかも何が一番の魅力かって、使えば使うほど“書き手に馴染む”という事です。
 なぜ書き手に馴染むのか?それは、ペン先が書く人の角度にだんだんなってくるからなのであります。
 (う〜む、まるで”植木鋏”と同じじゃ・・・)

 確かに万年は無理でも、大事に使えば“一生もの”だと思います。(当然、インクは補充しなければなりませんが・・。)

 今どき万年筆で”小説”書いている人いるのか知りませんが、私もこの万年筆で小説でも書いてみようかしら・・・・。


 全世界の大人の皆さん!、いや子供たちも、筆記具の大様“万年筆”を使うのじゃ!!

 PS 調子にのって色違いで合計4本、ボールペン1本、買ってしまいました。自分の“物欲”の強さに呆れます・・・・。

 

君が代

2015/07/04

 なでしこJAPAN、今回のワールドカップも見事決勝進出。
おめでとうございます。

私個人的には、女子サッカーには全くと言っていいほど“興味”がありません・・・ただ気になる一つの点を除いて・・・・。

その気になる一つの点とは、サッカーの国際試合では試合前、両チームの国歌が流れます。
日本チームならば当然“君が代”が流れる訳ですが、その君が代が流れている時の選手(日本の)の姿がどうも気になるというか、違和感を覚えます。
 その時彼女たち(選手の事です。)は、なぜか胸に片手(右手を左胸に)を当てて君が代を唱うなりじっと聞くなりしておられます・・・・。
しかしそれは、諸外国のマネであって、日本において君が代を聞くときに、胸に手を当てる“文化”はありません・・・。

君が代の本当の意味を知れば、それがおかしな行為だと気づくはずです。

君が代は“天皇崇拝”の歌だと勘違いされている人も多いと思いますが、実は古く平安時代、古今和歌集の中の一つの和歌であります。(曲は後に付けられました:1990年(明治13年)、因みに正式に国歌となったのは1999年(平成11年)の事です。つい最近ですネ。)
 国歌となったのは最近ですが、君が代自体は千年以上も歴史を持った歌なのであります。

世界にそんな歴史を持った国歌を持つ国は日本しかありません。

天皇崇拝の歌でなければ、どんな歌(意味)なのか?

長くなるので簡単にいえば、「このワンダフルワールド(日本)で、この先ずっと、互いに協力しあい、団結し、助け合いながら生きてゆこう」という、もっとも日本的で日本人らしい、希望に満ち溢れた素晴らしい歌なのであります。
(詳しくはWeb等でお願いします。)

なので日本代表女子サッカー選手のように、胸に手を当てて誰かに敬礼をしているような姿勢は、歌の内容からしても全く持って合っておりません。
男子の日本代表チームは、チームみんなで“肩を組むような”姿勢で聞いておられましたが、まだこの姿勢のほうが歌の内容とは合っていると思われます。

では、正しい君が代を聞く姿勢とは?
はい、私がお教えしましょう。

それは、起立し、脱帽し、“気を付け”の姿勢で斉唱する。
これで決まり。

何はともあれ、そんな素晴らしい国歌“君が代”精神でワールドカップ連覇を成し遂げて頂きたいと陰ながら応援しております。
あっ、君が代は“気を付け”の姿勢で・・・・お忘れなく・・・・


PS たまに君が代を“天皇崇拝の軍国主義的なもの”などと、自分が不勉強なだけなくせに、君が代ボイコット時な言動をする程度の低い“教師”などがおりますが、そんな輩は教師になるべきではないし、そんな不勉強な教師が人に物を教える?チャンチャラおかしいわ・・・・

知れば知るほど、この“君が代”が私は大好きになりました。

心からお悔やみ申し上げます・・・・・

2015/05/09

 すでにご存知でしょうが、八ヶ岳倶楽部の代表で、NHK”趣味の園芸”で司会を務められていた”柳生真吾さん”が5月2日に”癌”で亡くなられました・・・・・。

 私自身もお会いしてお話させて頂いた事もございます・・・・
真吾さんの本も何冊か持っております・・・・
趣味が”カメラ”である事も共通です・・・・
そして、植物や自然に対する”世界観”もきっと近いはず・・・・・でももう今となっては、そんなお話しも聞けるはずもなく・・・・・

ただただ”悲しい”・・・・です。

享年47歳・・・・ほぼ同い年です・・・・

最初は私の師匠(勝手に言ってるだけですが・・・)の息子さん、ぐらいの印象しかありませんでしたが、NHK”趣味の園芸やその後のご活躍ぶりを拝見し尊敬の念すら抱いておりました。と同時に父の代から受け継ぎ、八ヶ岳倶楽部の代表である事も羨ましくも思っておりました・・・・。

 信吾さんが”お酒”が呑めたのか、また好きだったのかは存じ上げませんが、八ヶ岳倶楽部のテラスで二人でお酒でも呑みながら、また柳生流の“炉”でワインでも呑みながら”雑木林”やら”園芸”やら、取り留めの無い話でもしてみたかったです・・・・・

 私なんかとは”雲泥の差”ではありますが、同世代の自然や植物をこよなく愛し、人との関わりまで考えていらっしゃた方が亡くなるのは、とても残念で寂しい限りです・・・・・。

 八ヶ岳倶楽部が何故ここまで人気なのか?.
(因みにコンセプトは”人と自然の仲の良い風景”だったと思います。)

第一に、その美しや素晴らしさがあります。

そして無料で開放されているという事。

何より”柳生家”の志。

人によって惹きつけられるものは違うかもしれません・・・・。

私が特に素晴らしいと思う事、それは何の政治的イデオロギーも無い事。
あるとすれば、“ただただひたすらに、人と自然の本来あるはずの関係を探求する。”というイデオロギーだけ。
ただそれだけ・・・・。
 
 信吾さんが亡くなっても、その魂や志は確実に周りの人たちや、次の世代に伝わっていると思います。
 私もその一人でありたいと思う今日このごろであります・・・・・。


PS 写真は若き日の信吾さんとのツーショツト。(10年ぐらい前の写真です、お互い若かったですネ・・・・・。)

"Zoom-Zoom"

2015/02/13

 つい最近、今年に入ってからですが諸事情により、10年来人生を共にした“VWゴルフ(ワゴン)に”別れを告げ、新しく車を購入いたしました。

 日本車で乗りたいなあ〜と積極的に思える車種がなく、当初輸入車(当然、中古ですが・・)を探しておりました、が、なかなか程度と金額の折り合いのつくような車に出会えず“悶々”としておりました・・・。
 
 と、ある日1台の車が目に止まりました・・・。
「おっ、何あの車?日本車?うん、MAZDA・・・?」

輸入車、主に欧州車しか頭になかった私は、この“いかした”デザインのMAZDA車“CX-5"という車に興味が湧き、早速いつもお世話になっているMAZDA(仕事用のトラックもMAZDAなので・・)のディーラーへGo!。
 そして試乗車に乗せていただきました。

「お〜こりゃ良い!、運転してて何か楽しい!!、しかも何か“パンチ”があるぞっ!!、内装もなかなかイイじゃん!!日本車なのに、何か欧州車のような感じ(あくまでも私の主観です・・・)。」
 今まで私は、クルマづくりに対する考え方やその歴史などから欧州車が好きでした・・・が、このMAZDAのCX-5という車は、欧州車と比べても甲乙つけがたい、いやまるで欧州車のような感覚・・・(こちらもあくまでも私の主観ですので許してください・・・)。
 しかも“パンチがある”と感じたのは、試乗させて頂いた車はどうやら”ディーゼルエンジン仕様”のものだったらしく、「なるほど、それであのトルクか〜」っと納得・・・。
 因みに、私の購入した車はディーゼルエンジンの排気量が2200ccというものですが、そのトルクはガソリン車でいうと4000ccぐらいのものになります!。ビックリです・・・。

 しかし、ディーゼル車というとあの“ガラガラガラ・・・・”という音のイメージですが、試乗した感じは全然気になりませんでした(車内にいるぶんには)、っていうか、「ディーゼルエンジンです。」って言われて初めて分かる音のレベルです。
 当然排気ガスも、ヨーローッパの厳しい基準をクリアしているので、まったくもってクリーンであります!
エンジンだけではございません!、シャーシもボディもミッションも全てにおいてよく考えられております(車の評論家でもないただの一般人の私でも、その素晴らしさは感じとる事が出来ます)!!。
スゴいぞ!SKYACTIV TECHNOLOGY!!
しかしこんな素晴らしい車がつくれるなんて、すげぇやMAZDA!!!

 こんなMAZDAの事褒めてると、ここ愛知県の世界的メーカー“TOYOTA"車ファンの人に「MAZDA車、人気無いから売る時安いよ〜。」なんて、くだらないケチつけられそうなので一言付け加えて申し上げると、私のような“経済観念”の全く無いような男は、”売ること考えて車を買う”などという価値観を微塵も持ちあわせておりません・・・。
ただその車の“本質”を、見て、触って(乗って)、感じて、買うのみであります・・・。

それは、運転してて楽しいとか、使い勝手とか、内装の質感であったり、エクステリアのデザインであったり・・・・(単なる直感かもしれませんが・・・) 
 しかもまだ買ってもないのに、売ること考えてどうすんの?ってな訳で、金銭的にはだいぶん、っていうかかなり無理しましたが購入です・・・。

 契約の際、エコカーの補助金が出ると聞き、そんなの全然期待してなかった私はビックリ!。
まだ、そんな事やってたなんて・・・・。
そもそも“補助金”なんて言ったって元を正せば、私の払った税金であります・・・。このことを話せば長くなるので止めておきますが・・・・まぁ戴けるものは戴くとして、嬉しいのは燃料が“軽油”であるという事であります。
先程も申し上げましたが、私のような“経済観念”の無いような男は当然車を燃費で選ぶというような事もしません。が、燃料費が安くつくというのは大歓迎であります。
 今でこそだいぶん、ガソリンの値段が下がりましたが一時は大変でした・・・なんせVWゴルフは”ハイオク仕様”でしたので・・・・。

 因みに何故“軽油”が安いのか皆さんはご存知であろうか?
軽油は”原油”からガソリンなどを精製する際にできる“連産物”なのであります。
 つまりガソリンの需要に合わせて精製するので、軽油の需要が少ない分、軽油があまってしまいます。
 ですので、日本では精製して出来た軽油の1/4、つまり25%を実は“輸出”しております。
 その事を考えると、日本でもヨーロッパのようにクリーンなディーゼル車が普及(因みにヨーロッパでは50%を越えております)すれば、原油の輸入量を減らすことが出来るかもしれません。
 そして温室効果ガス、つまり二酸化炭素の排出量もガソリンより軽油のほうが少ないのです(精製段階も入れて)。
それも25〜50%も・・・・。(詳しくはWeb等で・・・)

車を買うという事から、様々なことが考えれた楽しい経験となりました。
(滅多にありませんが・・・。)

MAZDAのCMでよく見る“Zoom-Zoom"とは,

子供の頃、「ブーブー!」と声を上げ、風を切って走り回った、あの楽しさ。
ビュンビュンと走っていく車を夢中で見ていた、あのわくわく感。
それは誰もが経験した飽きることのない快感でした。
クルマはただの移動手段ではない、とマツダは考えます。

と、いう事らしいです。
子供がおもちゃの車を持って”ブーブー”とか言って、自分が運転してるつもりで遊んでるようなそんな感じでしょうか??

まさにこのCX-5、“Zoom-Zoom”でした。


PS 写真がCX-5です。
  私の“Brand New Car”の色は“濃紺”であります。


 

遊び心

2014/10/07

 またまた”手造り”という言葉にやられて買ってしまいました。
今回は”剪定鋏”です。(再三の鋏ネタ、スミマセン・・・)

 兵庫県は三木市の”おの義刃物”さんの作品です。
何でも創業は昭和11年で、剪定鋏は昭和39年から作られているとの事です。
 どうやら三木市には鍛冶職人の集団があるらしく、”みきかじや村”と銘打って、三木の金物を全国へ紹介、及び販売しておられるようです。

 地域の鍛冶職人が集まって、地元の金物や刃物を全国へ紹介し、販売網を広げていらっしゃるとは、なんて素晴らしい取り組みなんでしょう!、陰ながら応援させて頂きます。
 *詳しくはWeb検索”みきかじや村”で、お願いします。

 さて剪定鋏、どこに惹かれたと申しますと、その造形美は勿論のこと、多くの日本製はグリップに所謂”くびれ”がないのですが、この鋏はにぎり(グリップ部)が上部に出ていて、少し”くびれ”た感じになっていて、手のあまり大きくない私でも、楽に握れ、手に馴染み、長時間使用しても疲れない(たぶん)と、三拍子揃っております。
 そして、もちろん”手造り”です。

 この形状は私が普段使っている”ARS V8 Pro"と、くびれの大きさや、形こそ違え、ほぼ同じです。
 しかし、これだけでは購入する動機にはならなかったと思うのですが、よく見ていただければ分かるように、グリップ部になんと”皮”が巻いてあります。
 この感触がまた素晴らしい!!。
鉄の冷たい感じ(夏は多分熱いはず)が、一切伝わらず、当然滑り止めにもなり、本皮なので使えば使い込むほどに”自分の手に馴染む”はず・・・。
 しかも純正品は、いわゆる革色(ベージュみたいな色)なのですが、私の場合特注の”赤色”です。

 何故って?それは、作業中に万が一落としても、赤い柄が目立つので見つけ易いからであります・・・ハイ。
 卸屋さんからは、「中村さん、シャア(機動戦士ガンダムの)専用剪定鋏、入荷されましたヨ!。」などと面白おかしく言われたりしましたが・・・。

 しかし、何で2丁も?と申しますと、この2丁は形違いで改良A型とF型とあり、F型は”日本の昔ながらの形にとらわれず、欧州のデザインを取り入れたスタイリッシュな商品です。”と謳い文句には書いてありました。
 そこで私は、日本の鍛冶職人がヨーロッパのデザインを取り入れたらどういう物になるんだろう?と興味が湧き、”実物が見てみたい”との衝動にかられ、ついつい2丁入手という結果にいたりました(我ながら金遣いが荒いです・・・。)・・・。
 当然グリップは”赤”です。
実物はというと、和物とも洋物とも区別の付かない、なんとも”ハーフ”な仕上がりになっております・・・・。

 さて、鋏のお話はこれぐらいにしておいて本題に入りたいと思います。

 何故私が、これほどまでに鋏(植木鋏・剪定鋏 等)にこだわるのか?よく切れれば何でも良さそうな物ですが、それは違います。
 当然、私自身道具が好きだから、という単純な理由もありますが、でもそれだけではありません。

 それは、「仕事に”遊び心”を持ちたいから」なのであります。

もちろん遊びながら仕事をするという意味ではありません。

折しも、先日津島鋏を買った時にお伺いさせて頂いた、御年93歳の鍛冶師(堀田さん)さんがおっしゃっておられました。

 「昔の職人(庭師)は遊び心があった・・・」
 「今はどの業種のどの社長も、銭儲けで頭がいっぱいで風情も何もネェ。」と・・・・
  納得です・・・・。

 またこうもおっしゃっておられました。

 「体を労りながら、効率の良い仕事をし、気分よく1日を暮らす、それが人生であり、そうでなければ生きる意味が無いがね・・・。」とも・・・。

 同感です・・・。

以前も述べたかもしれませんが、何のデザインをするにしても”遊び心”の無いものは、人を惹きつけることは出来ないのではないでしょうか?
 
 例えばイタリアのスポーツカー”フェラーリ”(いつも例えがフェラーリでスミマセン)にF355という少し昔の型があります。
 その車には、ただ単に”排気音をカッコ良くする”為だけに、何かの部品が付いていると聞いた事があります・・・。
 まさかあの“爆音”にそんな秘密が隠されているとは・・・・。
 やっぱフェラーリ、スゴいや!。
日本車では考えられない・・・・。

 そして現在を代表するApple社やGoogle社など、仕事の核には”遊び心”というものがあると思います。
 ましてや庭造りなんて”遊び心”の最たるものだとも思います。

 今の時代、人を幸せにし、人生をより豊かにする”商品”でも”サービス”でも”デザイン”でも、一番大切で必要なもの、それはこの”遊び心”ではなかろうか?と思う今日この頃であります・・・。

”遊び心”、本当に良い日本語だと思います・・・・。


PS 写真上が”改良A型、下がF型です。
  この違い分かりますかネ?
  大きい画像は、クリック・クリック!

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